第2巻13章p.352
第6巻上6章p.183
好きな相手に自分を好きになってもらえるように相手に恋心を抱かせるための薬。
実際の愛情を相手に創り出すわけではないため、長期間、自分に惚れさせるために定期的に薬を飲ませ続けなければならない。
魔法界で最も強力な愛の妙薬は「アモルテンシア 魅惑万能薬」である。
フレッドとジョージの悪戯専門店ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ(WWW)では、
1回の使用で最大24時間効果が持続する最高級の愛の妙薬を販売している。
相手を支配したりやコントロールする製品は、ホグワーツへの持ち込みは禁止されているが、悪戯双子にとっては、
破るべき価値ある印となってしまう。
ふくろう通信販売サービスの一環として、香水や咳止め薬の便にこれら禁止薬を詰めて、偽装して、こっそり生徒たちへ
販売している。
ロミルダ・ベインは、この愛の妙薬を大鍋チョコレートに仕込んでハリーに食べさせ、スラグホーンのパーティに誘ってもらおうと
企んだが、実際にはうまく行かず、結局、ロンが食べてしまい、彼がロミルダを夢中になってしまった。
薬は長く置けば置くほど熟成されて、強力になる。解毒剤の調合はさほど難しくはない。
強力な薬ほど、相手の近くにいなくても、自分を惚れさせることができる。
メローピー・ゴーントは、片思いだったトム・リドルにこれを飲ませて騙し、駆け落ち結婚したとダンブルドアは想像している。
ホグワーツでは、調合が禁じられている薬だが、ウィーズリー夫人は、娘の頃作ったことがあると語っている。
その犠牲者は、今の夫アーサーだったかはさだかではない。