学校で学ぶ授業科目の一つ。
未来や物事の吉凶を判断する魔法を学ぶ。
3学年始めから学べる選択科目の一つ。
教師は奇妙な行動が多いシビル・トレローニー先生と深い森の番人であるケンタウルスのフィレンツェが担当。
第六巻でトレローニー先生は6年生を、フィレンツェは5年生をそれぞれ受け持って教えていた。
ハーマイオニーは3年生の時にトレローニー先生と性格が合わず、先生の批判に憤慨して、この教科履修をしていない。
ハリーとロンは、5年生まで続けたがOWL(ふくろう)試験で不合格となったため、6年生からは二人とも履修していない。
トレローニー先生は、授業を北塔にある屋根裏部屋で行っている。教室は、昔風の喫茶専門店と教室をかけ合わせたような雰囲気である。
小さな丸テーブルが20卓ほど手狭な部屋に置かれている。
部屋は薄暗く、ムッとするような香料が焚かれている。
ちょうどよい薄暗さと香料のために生徒のほとんどが頭がぼんやりしてしまうらしい。
三年生のときは、「お茶の葉占い」「手相学」「水晶玉」の基本を学ぶ。
四年生のときは、「星座占い」
五年生のときは、「夢のお告げ」について専門書を使った夢解釈授業が行われた。
フィレンツェの「占い学」授業は、1階にある11番教室で行われる。
部屋の中はケンタウルスの生息地に似せて作られており、樹木が植えられ、
森の空き地のようになっている。
フィレンツェは、ここで天空を観測したり、薬草や木の葉を燃やして、来るべき未来の事象を占う。生徒たちにこの環境で占い術を教えている。
トレローニー先生によると「占い学」は、数ある魔法術の中でも難解な学問であり、書物では全てを学べないとしている。占い術に長けた眼力(才能)を持っている者にしか、体得できないとしている。
第二巻14-374
第六巻05-上155