かの有名なる呪文の一つ、忘却術の呪文。
第2巻でロックハートがハリーとロンにこれを唱えたが、杖が壊れていたことが災いして、呪文が逆噴射してしまい、結局は間抜けなるかな、ロックハート自身を忘却する羽目になってしまった。
クィディッチ・ワールドカップが開催されると、会場に集結する魔法使いたちを目撃した人間たちが、魔法使いの存在を疑い始める。
魔法省の役人たちは、総出でこれら疑い始めたマグル諸氏を日に何回も忘却術で記憶飛びさせる業務に追われることとなった。
マグルのロバート氏は日に10回もこの呪文をかけられ、目は虚ろになり、昼間でも夢を見ているような危ない薬中かアル中にしか見えない状態になる。
ラテン語のoblivio「忘却」「忘れること」の英語であるate~させるなどの意味を合わせた語。
第2巻16-446