第1巻16章p.407
第6巻上15章p.481
じめじめ湿気と暗闇を好む醜い植物。
長い触手をいつもゆらゆらさせて、触れるものは誰彼かまわず締め上げて、あわよくば絞め殺そうとする凶暴性を見せる。
捕まった者は暴れて、振りほどいて逃げようとするが、すればするほど、長いつるは蛇のようにさらに強く体を締め上げてくる。
火に弱いため、火を近づけられるとすくみあがって、獲物を放す。
第1巻では、賢者の石を護るための罠の一つとして登場している。
ハリーたちに襲いかかり、巻きつき絞め殺そうとしたが、ハーマイオニーがりんどう色の炎を噴射するとひるんで、
ハリーたちを手放した。
第5巻では、死喰い人が聖マンゴに入院していたブロデリックj・ボードにこの凶暴なる植物を送った。
ボードは絞め殺されてしまった。
第6巻では、スラグホーンのクリスマス・パーティに参加したハーマイオニーがコーマック・マクラーゲンから無理やりキスされそうになり、
格闘して逃げ回った。そのグシャグシャの姿がまるで悪魔の罠の茂みに迷い込んで格闘してきたかのようであった。