稲妻に撃たれた塔(タロットカード)【the lightning-struck tower】

投稿者: | 2018年10月19日

第6巻下 25章p.341

トレローニー先生が引いたタロットカードの絵。
このカードを引いたタイミングが、ダンブルドア校長がヴォルデモート卿の洞窟へ出発する前であったことから、
不吉な前兆を表していた。

タロットカードの大アルカナ(太陽・月・悪魔などを描いた絵札)の16番目のカードである。
鋭く切り立った崖の上に建てられた高い塔の上部に稲妻が落ち、そこから二人の人影が落ちる様が描かれている。
バベルの塔が人間の思い上がり、増長、傲慢を表し、そこに天罰ともいえる「災難」「大惨事」「不運な突発事故」
「権威の崩壊」「人間関係や組織の終局」を暗示する絵柄となっている。
トレローニー先生は、はからずもホグワーツ魔法魔術学校の天文台の塔の上から転落するダンブルドア校長の不運を
予見していた。