第4巻上 6章p.107
第6巻下 23章p.282
魔法界にある数多くある移動手段の一つ。
ある地点から別の場所へ一瞬で移動ができる。
別の場所はあらかじめ決められた場所以外は移動できない。
ヤカンやチェスのコマなど目立たないごくありふれたアイテムに「ポータス」の呪文を唱えて作る。
ポートキーを作って使用するには、魔法省の移動キー局に届け出る必要がある。
魔法省は乱用によって、社会混乱を防ぐために厳しく移動キーの監視・管理を行っている。
未承認の移動キーを作ると「命がいくつあっても足りない」（ルーピン談）とのこと。
それほど違反使用は厳しいお咎めがあるということ。
ダンブルドアはこの違法使用を知ってか知らずか、第5巻で大胆にも魔法大臣の面前でポートキーを作り出し、
魔法省から颯爽とホグワーツへと消え去った。
ポートキーに触れるとへその裏側がグイッと前方に引っ張られるようなスリリングが体感を覚える。
足は地を離れ、体は空中を舞っているようで、風の唸り声、渦巻き景色が五感を貫く。
そして、意識は鮮明にして、前方へと強く引っ張られ突き進んでいくような感覚を味わう。
目的地に到着すると、空中から放り出されたようになって、地面へと墜落する。
地面に落っこちた後は、まだ注意が必要で、後から最後にポートキーの代物が頭上へと落ちてくる。
これまでに使用されたポートキーは、「古いヤカン」「汚らしい古ブーツ」「古タイヤ」「魔法使いの像の頭部」である。